Yu-suke エンジニア ブログ

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なぜ最近のスマホは防水機能を付けたがるのか?

スマホが登場してから約10年が経っており、

最初期に比べて格段に性能は上がっています。

日本で最初に発売されたiPhoneは、iPhone 3Gでした。

最新のiPhone Xのスペックを見比べてみます。

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何から何まで全然違います。

iPhone 3Gはインカメラがなかったのですね(笑)
また、動画撮影もできなったみたいです。

そういうところも進化してきたということなんでしょうね。

今では4K画質で動画が撮れますからね。

 

さまざまな進化を遂げてきたスマホですが、私には一つ気になる変化があります。

 

それは 防水機能 です。

 

その名の通り、濡れても大丈夫という機能で、

  • お風呂場で使える
  • 雨の中でも使える

などなど、すごくいいメリットがあります。

でも、この利用用途、局所的すぎる気がしてなりません。

  • お風呂場で使える → 使いません
  • 雨の中でも使える → 使いません

こう思ってしまいます(笑)

 

それに、防水機能はいいことばかりではありません。
デメリットがあります。

スマホの中に水を入れないようにするには密閉するしかありません。
隙間があると水が入ってしまうので。

 

密閉すると熱がこもります。
スマホの中はCPUが動いていて、電池が稼働していて、ディスプレイを光らせています。

熱を発生させるものがたくさんあります。
にも関わらず排熱する隙間がないのです。

 

スマホは熱くなりすぎると、最大の性能を出せません。
いくらスペックが上がったと言っても、熱には勝てません。

 

例えば、スーパーコンピューター(スパコン)は大規模な計算・処理をするために、
一般のPCとは比べものにならないくらい高いスペックを有していますが、
スパコンの敵も熱なのです。

では、スパコンはどう熱対策をしているのかというと、
スパコンをまるごと液体につけて冷却しています(液浸という)。

特殊な液体なので、壊れることはないようですが、
そこまでして排熱しています。

 

では話は戻って、スマホではどうかというと。

排熱させるどこか、逆に密閉させる方向に進んでいるのです。

 

謎です。。(笑)

 

最近だと、防水機能を持たないスマホを探す方が難しくなりました。
でも、防水機能は皆が皆、必要な機能ではないと思っています。
先ほど挙げたように利用用途が局所的すぎます。

 

メーカーがこぞって防水機能を付けたがる理由はなんでしょう?
2つ想像してみました。

 

1. 水没でスマホ壊す人が増えてきている

最近では、肌身離さずスマホを持っている人が増えてきました。

不注意で水に落としてしまう人が増えてきているのかもしれません。

水没でスマホを壊す人がなくなるように、メーカーは対策してくれているのかもしれません。

(想像です)

 

2. スマホに寿命をつけようとしている

熱がこもりすぎると、最大の性能が出せないだけでなく、
スマホがフリーズしたり、勝手に再起動がかかったりします。
(ほんと最悪ケースだと思いますが)

また、電池の消費も激しくなり、どんどん使いにくいスマホへと向かっていきます。

こうなってくると、ほとんどの人がスマホを買い換えると思います。

新しいスマホに機種変させること、それ自体がメーカーも目的かもしれません。

メーカーにとって利益を出す方法は唯一、作ったスマホを売ることだけです。

1つの機種を使い続けられることは、メーカーにとって良いことではないのかもしれません。

(これも想像です)

 

まとめ

私はスマホが大好きです。

スマホの進化も見ていて飽きません。

ただ、本当に必要な機能なのか、皆が望む機能なのか、
さらには、もっと必要な機能はないか、
メーカーがこぞって同じ方向を向くことなく考えてほしいと思う今日このごろです。